毎日三度の食事と共に、毎日行う歯磨き。安心安全な食事を心がけるなら、口に入れる歯磨きも同時に安心安全を心がけたほうが良い。
ではテレビCMでお馴染み虫歯予防に良いとされている「フッ素」は、人体に安心安全なのだろうか。その他「ラウリル硫酸ナトリウム」「サッカリンナトリウム」は?
歯磨き粉に含まれる成分の解説と共に、実際に使ってよかった歯磨き粉を紹介する。
◆目次
フッ素入り歯磨き粉は安全?危険?
まずは、フッ素で虫歯を予防してくれる某有名メーカーの製品の成分表(左写真)をご覧いただこう。
次に、赤線で示した「フッ化ナトリウム」いわゆるフッ素と「SDS」という単語をGoogleで検索してみてほしい。「フッ化ナトリウム SDS」という具合にだ。すると上位検索で、化学物質を取り扱い企業が提供するPDFデータ『SDS/安全データシート』が表示される。どの企業でもよい、その中の1つを開いてご覧いただきたい。
化学に明るくなくても、PDFデータに記載された下記の三つのマークを見れば該当する化学物質が、人体に有害か無害かは容易に判断できるだろう。
上記のマークを含む化学物質の詳細情報が記載されたものを、SDSと言う。SDS(安全データシート)とは、事業者(製造元等)が化学物質や製品を他の事業者に出荷する際に、相手方に対にその化学物質に関する情報を提供するための資料を言う。化学物質を取り扱う多くの企業では、自社ホームページ等で各物質に対するSDSを掲載している。
つまり歯磨き粉に含まれているフッ化ナトリウム(フッ素)は、事業者同士では有害物質として扱われていることが分かる。
サリンの原料?化学兵器とフッ化ナトリウム
2019年7月、フッ化水素を含む3品目について日本から韓国への輸出が規制された。といっても緩かった輸出時の手続きを、通常の手続きにしただけの事ではある。規制の理由は、韓国が第3国を経由してフッ化水素を含む3品目を北朝鮮に輸出していることが分かったからだ。フッ化水素を含む3品目は、半導体の洗浄だけなく恐ろし化学兵器の材料にもなるのだ。マスコミは「経済制裁」と騒ぎ立てているが、極めて安全保障上の問題がであることがよく分かる。
その後、生物・化学兵器を含む大量破壊兵器製造のための原料として、過去に日本からの数品目が、韓国を通じ北朝鮮やイランといった国へ不正輸出されていたことも分かった。その数品目の中に、歯磨き粉で聞き覚えのあるフッ素こと「フッ化ナトリウム」が入っていたのだ。「虫歯予防」と広く宣伝しているまさにその物質・フッ化ナトリウムは、驚くことにあの猛毒サリンの原料になるという。
このニュースを読むだけで、日常的に歯みがき粉を通じて微量に摂取している「フッ化ナトリウム」が、どのような物質をあるかを知るのに十分な情報になる。フッ化ナトリウムは日用品として歯磨き粉のほかに、防虫剤・殺菌剤に使われている。
歯磨き粉に含まれる「ラウリル硫酸Na」「サッカリンNa」
フッ化ナトリウム(フッ素)以外の成分はどうだろうか?上に示した成分表記の写真から、「ラウリル硫酸Na」と「サッカリンNa」について見ていく。
ラウリル硫酸ナトリウム
発泡剤として使用されるラウリル硫酸ナトリウムは歯磨き粉のほか、界面活性剤として洗剤やシャンプーにも広く使われている。
ラウリル硫酸ナトリウムも、上記で案内したフッ化ナトリウムの検索方法と同様に、「ラウリル硫酸ナトリウム SDS」と検索すると分かる通り、どくろ表示や健康有害性表示など、穏やかでないマークが並んでいる。加えて「飲み込むと有害」や「皮膚に接触すると有毒」なども文字も踊っている。アメリカや欧米の一部では、ラウリル硫酸ナトリウムの使用を禁止している。
ではなぜラウリル硫酸ナトリウムのような有害物質を歯磨き粉に使うのかというと、「売れる」からである。ブラッシングで程よい泡がシュワシュワ立つことで歯磨きをした気分になり、使用感が良いと感じる消費者が多い。水のような泡の立たない歯磨き粉は売れにくいのだ。
消費者のニーズが細かくなれば細かくなるほど、消費者自身を苦しめる結果になりかねない。
サッカリンナトリウム
歯磨き粉には香味料として使用されているサッカリンナトリウムは、人工甘味料でもある。ガムや加工食品、甘くて美味しい醤油なんかにも添加されている。そしてサッカリンナトリウムは、発がん性が疑われている。
1960年代にラットによる実験で膀胱がんの関連性が指摘されたことで、一旦は使用禁止になった。その後今日に至るまで使用されている。ただし現在の日本では厚生労働省により、大量摂取を避けるための規制がしかれている。
いくら摂取量の規制があっても、消費者は毎日1食だけ・毎日1度だけ歯磨きをするのではない。醤油を浴びるようにかけて食事をする人や、歯磨きを日に何度も行う人もいる。規制があるから安全!とは言い切れないのが、消費者としての心情だ。
フッ化ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、サッカリンナトリウムに絞って詳しく紹介してきた。致死量に及ばなければ安全だという意見もあるだろうが、歯磨きは毎日のことであるゆえ、蓄積の危険も否めない。虫歯菌を殺すとともに、自分も殺しかねないシロモノであることがお分かりいただけただろう。
これ、使ってます!おすすめの歯磨き粉
では一体どの歯磨き粉を使えば安全なのか。答えは、フッ化ナトリウムもラウリル硫酸ナトリウムもサッカリンナトリウムも使っていない歯磨き粉である。と簡単にいうものの、フッ素フリーの歯磨き粉を探すのは、容易ではない。
「オーガニック 歯磨き粉」「無添加 歯磨き粉」と検索すれば、安全な歯磨き粉はいくらでもある。しかし、CMに出てくる有名メーカーの歯磨き粉のように、ドラッグストアで安売りはしていない。そのためお値段はピンキリ。海外のおしゃれなオーガニック商品になれば、価格も当然おしゃれなものになる。
私が試したものは、主に500円以内で購入できる国産の歯磨き粉だ。発泡剤入りの一般的な歯磨き粉に慣れていれば、どの無添加系歯磨き粉(フッ素・ラウリル硫酸Na・サッカリンNa不使用)でも、はじめは味や使用感に物足りなさを感じるだろう。しかし、無添加の良いところは、安全であるばかりでなく、歯磨き直後に食事をしても、食べ物の味が変わらないことだ。
一般的な歯磨き粉に見られる舌のヒリヒリときついミント、そしてあのまとわりつく後味が、どの無添加系歯磨き粉にもないため、すぐに美味しい食事を楽しめる。
そんな無添加系歯磨き粉の中でどれを選ぶか。いろいろ試してみて決め手とのなるのは、口に入れるものであることゆえ重要視するのはやはり「味」。中にはミント感が少なく、もろに「石けん」の味がするもの、独特のハーブ感でなかなか舌が慣れないものなどあるなか、たどり着いたのが、『パックス ソルティーはみがき』だ。価格は容量80gで、1本税抜き300円前後。
上記で述べたフッ化ナトリウム・ラウリル硫酸ナトリウム・サッカリンナトリウムは、もちろん入っていない。それどころか、パッケージに堂々且つデカデカと、
『合成界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウムなど)やサッカリン(人工甘味料)を使用していません』
と明記してる。頼もしい!
肝心の味は、程よい塩気は嫌味がなく、ミントも程よく効いていて、磨いた後には心地よい爽快感。成分は簡単明瞭で、泡立ちもまずまずあり、石けん歯磨き粉にありがちな「泡立ち問題」もクリアされている。そして何よりうれしいのは、安全安心でありながら、手の届く価格設定。申し分ない一品だ。
実際に毎日使って本当に良いものを紹介しているだけで、決して押し売りではないことだけはご理解いただいたうえで、「フッ素やラウリル硫酸ナトリウムを避けたいが、どの歯磨き粉を使っていいか分からない」、「石けん歯磨き粉の味がどうも苦手」という方は、ぜひ試していただきたい。
(2020年4月4日追記)
『パックス ソルティーはみがき』のパッケージがリニューアルされている。
商品名は『PAX NATURON ソルティー石けんはみがき』となっており、「100%自然由来成分」であることが一目で分かるナチュラル押しのでデザインになっている。
容量は以前の小さめサイズ80gから、安心サイズの120gとやや大きくなり、さらに毎度回して開けなければならかなったキャップが、ワンタッチキャップに変更され使い勝手がよくなった。(※単価もややアップ)
成分は旧版と変わりなく安心の成分構成である。ご安心あれ。
まとめ
マスコミが都合のよい事ばかりを切り取るように、利益のための宣伝文句ばかりが目立つ日常品には、危険因子を孕んでいる。そんな時代においては、消費者が賢くならなければ、進んで消費しているつもりが、気が付けは一部の社会的強者に都合の良いように消費される人間になっている可能性は否定できない。
科学も分かんない低学歴が偉そうにデタラメ書くなよ
フッ素が危険とか脳みそ終わってんだろ
歯磨き粉に入ってるレベルの微量のフッ素じゃ病気にならねえよ
論文読めバカ
ああああ様
コメントありがとうございます。
通常の歯磨き粉では人体に影響しないまでも、メリット・デメリットを考えて”気になる成分を含有しない製品”を探して個人的に使用しております。
同様の製品をお探しの方に参考になればと思い、このブログを書きました。
ご指摘の通り関連論文も読んでおらず素人の健康対策と感想を述べたに過ぎませんので、不要な方にはご参考にならさないようお願いいたします。