ご承知の通り日本はアジアに分類される。同じアジアで、西と東はこうも違うものかと呆れるほど、インドは美人の宝庫!エンタメ界に見るインド人女性はスタイルはグラマラスで、鼻が高く眉と目の距離が狭く顔はキリリと引き締まり、エキゾチックで美しい。
見ているだけで目の保養になるボリウッド美女のなかから、特にお気に入りのボリウッド女優を紹介する。
◆目次
カトリーナ・カイフ(Katrina Kaif)
黒髪ロングヘアでエキゾチックだが、どこか西洋の雰囲気を漂わせるカトリーナ・カイフは、美人が多いと言われるカシミール地方の血を引くインド人の父親と、イギリス人の母親を持つ。
また、母子家庭で兄弟の多いカトリーナ・カイフは、香港で生まれたことを皮切りに、多くの国を渡り幼少期を過ごしている。カトリーナ家族が渡った国の中に日本も含まれているから、日本人にも何だかご縁を感じる。
ご覧の通りの目を見張る美しさも魅力的だが、彼女の一番の魅力は何といっても『ダンス』!!
アスリートの身体能力でしか無理だろうという難易度の高いダンスも、軽やかで華麗に魅せてくれる。
ボリウッド映画で、女優のダンスシーンは、女性らしさを強調するセクシーなものが多い。カトリーナのダンスシーンも、もちろんこの美しい顔立ちと抜群のスタイルだからこそ、当然セクシーだ。しかしただセクシーなのではい、しなやかな筋肉とパワフルな動きで底知れぬ女性の力強さを表現する様は、華やかさと鍛錬された迫力のフィギュアスケートのようで、見るだけでビール何杯でもいけるくらいの高揚感をくれる、圧巻のダンスなのだ。
男性から見ると特別にセクシーで、女性から見ると特別に美しくてかっこいい。それが、私のもっとも好きなボリウッド女優カトリーナ・カイフなのだ。
アヌシュカ・シャルマ(Anushka Sharma)
アヌシュカ・シャルマの存在をはじめて知ったのは、2014年公開、アーミルカーン主演の大ヒット映画『PK』。
映画『PK』での彼女は、インド人女性らしからぬショートヘアで挑戦的であったが、失礼ながらあまり似合っていなかった。というより、顔が整い過ぎているので、顔の周りを髪の毛が邪魔をするショートカットよりも、髪をかき上げたりまとめたりでスッキリ見せることができるロングヘアーがとても似合っているからだ。
そんな勝手な容姿の印象は抜きにして、アヌシュカ・シャルマの場をパッと明るくする満点の笑顔と爽やかな存在感は、インド人女優特有の妖艶でエキゾチックな魅力よりも、清々しく洗練されたおしゃれといった現代的な魅力を醸し出している。
彼女は女優・モデルとして活躍する一方で、自身のファッションブランド「Nush」で、デザインを手掛けたり、慈善活動にも積極的な実業家でもある。
話は変わって、インドでもっともメジャーなスポーツ言えば、バスケットボールでもサッカーでもなく、クリケット。その熱狂的人気は、大スターシャールク・カーンが、クリケット球団を持つほどだ。2018年発表の国際調査によると、クリケットの競技人口は3億人越えという。
そんな日本以外では大変人気のクリケット界で、もっとも稼ぎが多い選手がヴィラット・コハリー(Virat Kohli)で、 年収は約26億円。そしてヴィラット・コハリー選手こそが、アヌシュカ・シャルマの夫なのだ。
アヌシュカも、インドでもっとも稼ぐ女優の一人ではあるが、夫はさらに上を行く世界レベルで国民的人気スポーツの選手。インドきってのセレブリティ夫婦だ。妻は美しく商才もある。そして夫は金持ちのスポーツ選手で、夫婦仲がよい・・・憧れである。
プリヤンカ・チョープラー(Priyanka Chopra)
プリヤンカ・チョープラーといえば、2000年にミス・ワールドで優勝した正真正銘世界一の美女だ。ハリウッドに渡ってもっとも成功したボリウッド俳優とも言われている。インド人俳優として初めてアメリカのテレビドラマの主演をつとめた「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」は、日本でも放送されるほど人気を博している。
女優のほか、芸能事務所を立ち上げタレント育成のほか映画制作もしている。それだけに留まらず、ハイテク投資家にユニセフ親善大使、子供たちの教育と健康をサポートする自身の慈善団体まで設立。フォーブスが選ぶ「もっともパワフルな女性100人」に選ばれたのもうなずける。
そのパワフルさがよくわかるYouTubeがある。
2014年に行われたインドのアカデミー賞(IIFA Awards)の一幕。舞台上からあるスーパースターを見つけ、即興で舞台まで誘導するというもの。一体どのスターが登場するか、はやる観客を上手にじらすタメのダンス、場を盛り上げながらも上品にエスコートするこ慣れた所作、舞台上で流れを作り出す豪快さと観客もスターも楽しませる舞台構成力など、何かもがプロのエンターテイメント技。スーパースターの登場よりも、プリヤンカの盛り上げるテクニックに圧倒される動画だ。
加えて、ハスキーボイスが何ともかっこいい!
2018年に結婚したプリヤンカ・チョープラーのお相手は、アメリカのシンガー・ニック・ジョナス。アメリカで活動するプリヤンカが、11歳年下のシンガーと結婚した。私の知識不足で失礼ながらニック・ジョナスに関する情報は、「プリヤンカ・チョープラーの旦那」ただそれだけであった。
一方で2019年春頃、ラジオから流れるお気に入りの曲があった。いい曲だなと思いYouTubeで確認。その曲のMVにはプリヤンカ・チョープラーほか3人の美女が出演していた。約6年ぶりに再結成し、グループとして全米シングル・チャート初登場で1位という快挙を成し遂げたというジョナス・ブラザーズ(Jonas Brothers)の『Sucker』だ。
「プリヤンカ・チョープラーの旦那」という情報しか得ていなかったニック・ジョナスは、3ピース兄弟バンド・ジョナスブラザーズの一員で、容姿と実力もさることながら、人気もアイドルなみの完璧なスーパーセレブということだ。
2018年に雑誌GQで“もっともスタイリッシュな男”に選ばれたり、過去の彼女がマイリー・サイラス、セレーナ・ゴメス、ケイト・ハドソンとすごい面子だったりで、ようやくニック・ジョナスがプリヤンカと同等いやそれ以上のすごい男だという事を知ったのである。(失礼いたしました)
アヌシュカ・シャルマにも言えることだが、美人女優の旦那はすごい!!
ちなみに、先に述べたプリヤンカ・チョープラーが出演している『Sucker』のMVだが、ジョナス3兄弟のそれぞれの妻や婚約者3人が出演しているのだ。兄弟そろって見せつけてくれるやないかい!
”見せつけてくれる”といえば、プリヤンカ・チョープラーのインスタグラムをフォローしているが、昨年頃から芸能活動写真の隙間に、新婚夫婦のイチャイチャ写真がイタ電のように見切れてくる。見せつけてくれるやないかい!
最後に
人口約13億のインドで、紹介してきた3人の女優はインスタグラムのフォロアー数がインド国内でトップクラスだ。男性だけなく、インド人女性にも支持されているからであろう。
3人とも美しいだけなく、女性が憧れるほどパワフルでかっこいい!
2024年には、インドは現在一位の中国の人口を追い越すと想定されている。最大人口国とITという技術を武器に、さらに発展していくことだろう。
そんなインドは男性優位で、女性の権利が優先されないことが度々社会問題となっている。世界の首位に立っていくインドであるから、今後は女性に対する考え方も発展できるよう期待したい。
だからといって、どこかの党や政治家のように、女性が権利ばかりを主張するのは個人的には賛成できない。力を振りかざす事は、自らの弱さを強調するに等しい。
3人のボリウッド女優を見てわかる通り、女性の強さを振りかざすのではなく、その力を女性らしく美しく魅せるのだ。
女性には女性の、男性には男性の生まれながらに持ち合わせた性質や得意不得意がある。
どこに行っても女性は強いものだ。それを理解したうえで、男女同権というよりはそれぞれの特質を生かして発展できる社会になればよいと感じる、魅力的なボリウッド女優のように。