「ル・ポールのドラァグレース」
勝手にイケメン・ファイル(シーズン1から6)

『ル・ポールのドラァグレース』に出場したイケメン・クイーンを、遠い日本から眺めるだけの企画の第2弾。シーズン1からシーズン6までのドラァグクイーンの中から個人的好みをもとに、素顔がイケメンなドラァグクイーンを勝手にファイリングしてみた。
シーズン7からシーズン11までは、こちらをご覧いただきたい。



シーズン1

ジェイド(Jade)

シーズン1は今から10年以上も前になるため、ドラァグクイーンに多少なりとも変化はあるのだが、今も変わらず美しく素敵なジェイド。シーズン1では優しい性格が印象的であった。
シーズン1中ジェイドは、レベッカ(Rebecca Glasscock)を「今まで出会った中で最も嫌な女」と評した。ジェイドはもっと勝ち進むクイーンだと思われたのに、そのレベッカにエピソード4のリップシンクで負ける結果に。相当悔しいだろうと思われたが、そんな表情は微塵も見せず潔く去る姿は、とても美しかった。レベッカはシーズン1で、他のクイーンをもざわつかせたビッチであったが、優しく穏やかなジェイドは同窓会でその争いを綺麗に払拭し、仲直りをしている。
ジェイドは現在もドラァグクイーンとしてシカゴで活躍中。

「ル・ポールのドラァグレース」シーズン1の見どころ

シーズン2

レイヴン(Raven)

ゲスト審査員にもトキメキのまなざしを向けられるほどの完璧なイケメン・レイヴン。
クールそうな見た目に反し大変心優しく、老紳士をドラァグ・マザーに変身させるというエピソード8のメインチャレンジでは、マザーの疲れた足を気遣い最後は抱きかかえるなど、人を大切にする姿が見て取れた。自身にドラァグ・マザーがいないことから、「ドラァグ・マザーができて幸せ」と涙ぐむ姿は、ギャップ萌えの境地である。
またオールスター1の、仲の良い友人の一人であるジュジュビーとのリップシンク対決では、友人同士で戦わねばならない不条理から、二人は大泣きしながらパフォーマンスを行い切ない涙を誘った。
レイヴンは、シーズン9からルポールのメイクを担当している。

ジェシカ・ワイルド(Jesca wild)

プエルトリコ出身のジェシカ・ワイルド。シーズン2のワークルームで見せる細いメタルフレーム眼鏡にラフなTシャツ姿、そして落ち着きのある冷静な佇まいは、インテリジェンス溢れる理系男子を彷彿とさせる。そのためか、ワークルームで女装の衣装を作っているはずなのに、なぜか鳥人間コンテストで真剣に設計を練る隠れイケメンな理系男子に見えてくるから不思議。以上はあくまで妄想である。
見た目同様に心も穏やかな性格であるため、ジェシカが去った後はどのクイーンも彼女がいないことを寂しがった。



シーズン3

ラジャ(Raja)

インドネシア系アメリカン人のラジャはモデルということもあり、ランウェイが本当にかっこいい。190cmの身長からすらりと伸びた手足と、洗練されたファッションセスが圧巻。そしてメイクアップアーティストとしても、多くのセレブリティーのメイクを担当し、『ル・ポールのドラァグレース』でゲスト審査員として登場したことがある歌手・アダム・ランバート(Adam Lambert)のメイクも行っている。
ラジャのメイクやファッションは、一般人が真似ができないような高度なもので、その素晴らしさには圧倒される。一方で、シーズン3ではマニラを含むイケてる4人で”Heathers” というグループを結成していたのだが、そのおしゃれ番長ぶりはなかなかの迫力。もしも中高時代にこんな同級生がいたら、ある一日の靴下の丈ひとつで在学中ずっとダサ認定されそうで、どんな教師より断然怖いと思ってしまうだろう。

マニラ・ルソン(Manira Luson)

母がフィリピン人で父がアメリカン人であるフィリピン系アメリカ人。母の出身地から、首都・マニラと、マニラがあるフィリピンの中で一番大きな島・ルソンを名前にしている。日本で例えるなら、エド・ホンド(江戸本土)と言ったところであろうか。(漫才コンビのようである)
シーズン2に出場していたサハラ(Sahara Davenport)と交際していたが、サハラは心臓発作のため27歳という若さで他界。その後2017年に別の男性と結婚した。現夫との仲の良さは、オールスター4・エピソード8 “RuPaul’s Best Judy’s Race”で見ることができる。
マニラはシーズン3とオースター1さらにオールスター4と、実に3回も『ル・ポールのドラァグレース』に出場している。アジアにルーツを持つクイーンが活躍することは、同じアジア人として嬉しいことである。

シーズン4

フィフィ・オハラ(Phi Phi O’Hara)

シーズン4とその後のオールスター2でも、攻撃的な悪役に徹してくれたフィフィのおかげで、どちらのシーズンも大いに楽しめた。シーズン4でライバル視するシャロン・ニードルス(Sharon Needles)に向かって放った「パーティーシティに帰れ!」は、ファンの間で語り草になっている。ド派手な大立ち回りで番組を盛り上げた彼女の功績は、非常に大きいと言える。
ワークルームでのヒートアップしたいかつい表情の印象が強いが、普段の素顔はこんなにもイケメン。ただ、吉本芸人の宮川大輔に似ていると思うのは私だけだろうか。
本当はここでシャロン・ニードルスを紹介したかったのだが、シーズン4後の数年の間にお顔が進化したようで、素顔の可愛らしくポップな印象が薄れてしまったため、書くのを控えた。

シーズン5

ロキシー・アンドリュース(Roxxxy Andrews)

ドラァグでのジューシーで妖艶でゴージャスな雰囲気とはうって変わって、素顔は一見ガテン系なイケメン・ロキシー・アンドリュース。個人的には、TOKIO・松岡昌宏に似ているのではないかと感じるいる。
ミスコン・クイーンであるロキシーはシーズン5で、コメディ・クイーンであるジンクス・モンスーン(Jinkx Monsoon)をひどく攻撃したが、幼少期の体験から自己防衛のために当たりやすい人間に辛く当たってしまう自身の性格を、シーズン5内で語っている。
アーミー男性をドラァグクイーンに変身させる際は、相手を自分と同様もしくはそれ以上に力を入れ美しく変身させるところや、オールスター2でアラスカに衣装を貸してあげるところなど、本当は気の優しい人なのだろうと思う。

アイビー・ウィンターズ(Ivy Winters)

シーズン5を見て、一度は声に出して言いたくなる言葉それが、「アイビーーー、ウィンターーズ」。シーズン5中、ジンクス・モンスーンが恋しそうになったドラァグクイーンでもある。個性的なジンクスはたびたび酷評を受けることがあったため、話が合って優しいアイビー・ウィンターズが救いの女神だったことだろう。
ジンクスほかキャラの濃いメンバーが多いシーズン5の中にいて、アイビー・ウィンターズは比較的フラットな存在であった。穏やかでいつもにこやかで優しく可愛らしいところが、ファンに愛されミス・コンジニアリティに選ばれた要因かもしれない。
サーカスへの入団経験があり、ジャグリングが得意。ランウェイを竹馬で歩いた初めてのクイーンであり、シーズン6ファイナルのプレゼンターとして、ひときわ背の高い竹馬で登場し、会場を驚かせた。かわいい顔してなかなか大胆な楽しいクイーンである。

「ル・ポールのドラァグレース」シーズン5見どころ・感想



シーズン6

ミルク(Milk)

中性的なドラァグで目を引くのが、元フィギュアスケーターという異色のドラァグクイーン・ミルク。
シーズン6の後は、マークジェイコブスやヴィヴィアン・ウエストウッドのキャンペーンモデルに選ばれるなど、外見の良さをフルに活かして活躍している。
ミルクのパートナーは、世界最高峰のバレエ団の一つとしてあげられるアメリカン・バレエ・シアターのプリンシパルであるジェームス・B・ホワイトサイド(James B. Whiteside)。一人でも十分過ぎるのに美男が二人も揃うとは、誰も太刀打ちできないほど美し過ぎるカップルである。

ビアンカ・デル・リオ(Bianca Del Rio)

”勝手にイケメン・ファイル”ということから、個人的好みで勝手にイケメンと認定させていただきたいのが、ビアンカ・デル・リオ。ドラァグでは一度見たら忘れられない個性的なピエロ・メイク。素顔は目鼻立ちが整った、そして笑うとキュッと口角が上がるチャーミングな顔立ち。主役を務めた映画『ビアンカ・ハリケーン』での教師役も違和感がないように、素顔で演じる俳優としても十分に活躍できる才能と容姿を持っている。
ビアンカのイケメンポイントは、何といっても性格。シーズン6のワークルームで見せる笑顔や行動から、優しさがにじみ出ているところ。にも関わらずズバっと毒を吐くツンデレ具合も最高。性別を超え、人間的に素敵な人物である。
またイケメンとは関係ないが、私がビアンカに注目する点はもうひとつ。それは、脚が細くて綺麗なこと。仕事で毎日のようにハイヒールを履いていれば筋肉が張りそうなものだがスラっと美しく、まさしく「カモシカのような足」なのだ。(ビアンカからすれば「どこ見てんのよ!」って話であろう。)
以上、シーズン1からシーズン6までの勝手にイケメン・ファイル終わり。

「ル・ポールのドラァグレース」シーズン6の見どころ

「ル・ポールのドラァグレース」勝手にイケメン・ファイル(シーズン7から11)

「ル・ポールのドラァグレース」神的ビフォー&アフターなドラァグクイーン



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